失敗しないための鍵屋選び５つのポイント！！

例えば、「玄関ドアの鍵穴に鍵が入らなくなってしまった」という時にお客様は「鍵穴が壊れてしまった」と思われる方が多いようです。

しかし、特に使用年数が長期間でない場合、実は鍵穴の修理及び調整で解消する場合がほとんどです。

ただ、残念なことに悪徳業者はそれをわかっていながら、お客様が鍵穴が壊れたと思われていることをいいことに不要な鍵穴の交換をすすめて、利益を得ようとします。

まして、ドアが閉まって、施錠されている状態で鍵が入らなくなってしまった場合は鍵開け（開錠）作業と鍵交換（鍵穴の交換）作業となるために費用もかなりかかってしまいます。

このような鍵のトラブルが発生し、当社が修理及び調整で解消した時に、複数のお客様から、「前も同じようなことが起きて、その時は鍵開け（開錠）と鍵穴の交換になった」と伺いました。

やはり、鍵の業界にも悪徳業者はいるようです。

「何だこれは！！」と私は心の中で叫びました。

お客様のお宅へお伺いした時のことです。玄関ドア及び周辺を見ると、ひどく損傷していました。

そこで、思わず「空き巣にでも入られたのですか？」とお客様へ聞いてみると、「鍵業者に鍵を開けてもらった時にこのようになった」とのことでした。

信じがたいことに、この鍵業者（某大手チェーン店）はドア及びその周辺が損傷する可能性の極めて高い鍵開け（開錠）作業をしていました。（防犯上のことがありますので、ここでは詳しく述べられませんが）

当社でも、非破壊での鍵開け（開錠）が難しい場合は破壊作業となります。その場合は鍵穴部分を破壊して鍵開け（開錠）します。そして、鍵穴部分を交換すれば元のように使用できます。

しかし、この鍵業者のようにドア及びその周辺を損傷させてしまうと修復がたいへんです。

ドアは交換になるかもしれません。費用はかなりかかるでしょう。この鍵業者はその費用の負担はしないようですので、お客様の負担となってしまうようです。

当社はこの鍵業者が作業をした翌日、室内の金庫の開錠でお伺いしました。お客様もこの鍵業者に再び依頼する気にはならなかったのでしょう。お客様は交番の紹介で当社をお知りになったようです。

それでは、「なぜ、この鍵業者はこのような作業をしたのでしょうか？」
私が思うには二つの理由があります。

1. 「技術的にこのような作業しかできない」
2. 「お客様のことを考えていない」

いずれにしても、お客様にとっては不運です。